失敗しない資金計画

住宅ローンの返済に困り、せっかく入手したマイホームを手放すこととなってしまったという例は少なくありません。それは資金計画の破綻によるものであり、あらかじめ将来的なライフイベントをいくつも想定して、余裕をもたせた返済を継続的に行えるようにしておけば防げたかもしれません。そのために無理なく失敗しない住宅ローンの返済を行うためには、綿密な資金計画が重要です。
注文住宅を建設する場合に、自己資金が0円から始める方はまずいないでしょうが、比較的リーズナブルな建売住宅などでは自己資金がなくても大丈夫と宣伝している物件もあります。しかし、将来的な破綻を起こさないようにするためには、頭金をはじめとする自己資金を多めに準備しておくことが一番です。
月収や年収の上昇が以前の日本よりも見込みが薄い経済状況であることを考え、現時点の収入に対しての返済割合を算出しましょう。およそ手取りの2割以下が安全ラインとされています。また子供の進学や自家用車の更新など高額な資金が必要なライフイベントも見越し、万が一収入が減少した場合でも対応できるだけの余裕がある資金計画が理想的です。

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